次にスリープスイッチを作ります。

図106-1
図面(PDF)
完成した部品ファイル
スリープスイッチの形状は、直方体の角を丸めただけの非常に簡単なものです。
図106-2
もしスイッチの形状が複雑であれば、ボディを作った時と同じようにガイドスプラインを作ってポリゴンモデリングする必要があります。しかしこの程度であれば、標準機能で作ったフィレットを多少変更するだけで作れます。
立方体オブジェクトに付いているフィレット機能は、全てのエッジに同じ大きさのフィレットを付ける簡単なものです。したがって、そのままではこのボタンを作れません。そこで、基本となる半径「1.2」のフィレットを付けた後でごく簡単なポリゴンモデリングを追加します。
まず、編集可能にしたら、「最適化」して下さい。これは、フィレットを付けた時に重なったポイントを削除するためです。
次に、下半分のポイントを全部選択し、Yスケールの値を「0」にします。これで下側が平面になります。また、上半分のポイントを全部選択し、Yスケールの値を「0.3」にします。これで、上側の断面が楕円形になります。
最後に、「エッジカット」機能を使って外周部分の上下にエッジを追加します。これは、HyperNURBSをかけた時にエッジをシャープに残すためです。
次に、スリープスイッチを納める穴をあけるためのオブジェクトを作成します。
図106-3
これは、「長方形」スプラインにフィレットを取り、押し出しNURBSで立体化しただけの簡単なオブジェクトです。
さらに、スプラインの「補間法」を「細分化」に変更し、「最大長」を「2」、「分割角度」を「10」に変更しておきます。これはブール演算でボディに穴をあけた時に、なるべくきれいに穴を開けるためです。
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