はじめに、CINEMA 4Dを使う上での心構えについて説明します。
1. 気楽に使う
CINEMA 4Dを挫折する人の中には、優秀な人がたくさんいます。
それは考えすぎてしまうからです。現在のCINEMA 4Dは非常に複雑で難しいソフトなので、「全てを理解して使う」というのはもう無理です。
わからないことがあっても「こだわらずに先に進む」ようにしてください。
2. 初心に戻る
CINEMA 4Dを挫折する人の中には、2DCGや3DCADに詳しい人がたくさんいます。
それは自分の流儀をCINEMA 4Dに持ち込もうとするからです。CINEMA 4Dの考え方はアニメーションが基本になっているので、そうでないソフトの考え方を持ち込んでもうまくいきません。
初心に戻って初めから覚えなおしてください。その方が結局早くて楽です。
3. 簡単に作る
CINEMA 4Dには非常に多くの機能がありますが、それは使う人や仕事の内容によって必要な機能が違うからです。一つの作品で使う機能が多いわけではありません。
自分の思い通りに作品を作れない時、ついつい「新しい機能」や「プラグイン」に飛びついてしまうものです。
その結果シーンはどんどん難しく複雑になっていきますが、それでうまくいくことはまずありません。基本的な機能を使って簡単に作るよう心がけてください。
4. 確実に作る
CINEMA 4Dを挫折する人の中には、センスのいい人がたくさんいます。
それは考えずに使うからです。CINEMA 4Dのシーンファイルは、例えば折り紙のようなものです。考えずに紙を折っても意味のある形にはなりません。
自分の思い通りに作品を作れない時、ついつい片っ端から「知らないボタン」を押してしまうものです。
しかし、意味のない操作を繰り返せばシーンは壊れて元に戻らなくなります。自分の理解できる範囲で確実に作ることを心がけてください。
知らないボタンは押さない、ゴミは捨てる。 |
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